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【大学入試の過去問解説】を載せています。英語を学習している方は活用ください。

浜松医科大学(難易度★★★★★)

下の単語から適切なものを文に入れよ。

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さーて今日は浜松医科大学の長文問題の一部を抜粋した。まず、この手の問題は本来なら、頭から解くことを意識しないほうがいい。知らない単語はとりあえず無視して先に進める判断力が必要となる。そしてさらに重要なことは、一文にこだわってしまって、全体的な流れが見えなくなってしまうことだ。木を見て森を見ずの状態にならないよう、しっかりと全体を掴んで行こう。今回は1段落分しかないから、頭から入れていくけど、実際の入試は分からないところはパスしていけばいい。では行こう。

 
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まず、冒頭の訳は「医療は人間の権利である。長いこといろいろな病院で働いてきて、そしてI've seen where to be poor means to be (  ) of rights.」と言っている。この英語で書かれた部分がまず難しい。文法的に難しいのは、whereの使い方である。このwhereはthatと同じような意味を持ち、名詞節を導く。あえて訳を言うなら、「〜ということ」と訳せば良いだろう。where節の中はtoV means toVというSVO文型。貧しいことが権利の(  )を意味するということだ。貧しいと、医療を受けられない→権利がないと考えることは容易であろう。そこで私はまずlack of rightsを考えた。ただ選択肢にlackはない。だから同じような意味になるものを探せば良い。だが浜医の問題は第二の関門を用意している。それは単語の難易度のレベル。これは英単語ターゲット1900では到底知り得ない単語たちだ。医学部を受ける人は単語のレベルも相当高いものが要求される。ちなみに答えはbereft。lackの書き換えが可能である。

 
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ここまでの流れをつかもう。常に木を見て森を見ずにならないように意識する。医療は人間の権利であり、貧しくて医療を受けられないことは権利の喪失である。と言っているのだ。そして次I sawから最後までが一つの文で成り立っている。とても長いが、全体をつかめると少し楽になる。実はこれは挿入文が4つ並べられているのだ。a young woman~, a child~, a friend~, an 8-year-old~で始まる4つの文章だ。そもそも挿入文とは、前の文章の内容をより詳しく説明するために使われる。つまり、前の文章の一部(あるいは全部)と同じようなことを言っているのだ。前の文章とはどこだろうか、それはハイフンの前まで、つまりI saw, early on, still just a medical student, the panicky dead end (  ) by so many of the destitute sickのことだ。ここをしっかりと訳したい。とりあえず文の要素(SVOCになるもの)だけを訳すとI(私) saw(見た) the panicky dead end(ビクビクした行き詰まり)となる。きっと何か辛いものを若い時に見たのだろう。(  )以下も訳してみよう。destituteは難しいので飛ばす。the sickは病気の人たち。つまりたくさんの病気の人たちとなるbyがあるので、受動態であることは容易に考えられる。選択肢を見ると、accomplished, averted, faced, movedである。病気の人たちが経験した行き詰まりとつなげて問題ないので、たとえavertedがわからなくてもfacedを選べる判断力が必要だ。

 
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2番までは終わった。もう一度森を見よう。医療は人間の権利であり、貧しくて医療を受けられないことは権利の喪失である。そして私は若い時に、多くの病人が行き詰まるのを見てきた。となる。つまりお金がなくて散々な結果になってしまった人たちを見てきたのだ。この後の話がどうなるのかは知らないが、今はお金がない人でも医療を受けられるようになってきたとなるのだろうか、それとも今なお貧しい人は医療を受けられないと書いているのだろうか。いづれにしても、昔はお金のない人は悲惨だったということである。そして、先述の通り、4つの具体例が挙げられている。若い女性の話、子供の話、友達の話、8歳児の話である。言いたいことはあくまで具体例なので、お金がなくて散々だったということであろう。若い女性は出産で瀕死になり、子供はspasmで(  )になった。ここに入るのは、dying inがすでに出てきているので、それと同じような意味が入れば良い。選択肢にdyingがあればそれを選べば良いが、やはりないので、一番近い意味を選ぶ。そしてもちろん、ingが付いているものである。preventing, refashioning, writhingの3つから選ぶのだ。dyingに最も近いのはwrithingである。preventは妨げる、refashionは多分知らないと思うが、ファッションに関係すると考えれればよい。これも違う。正解はwrithingである。「のたうつ」という意味であるが、きっと知らないだろう。でもこれを選ぶべきだ。それが判断力である。

 
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最後4番に入るものは何か。前置詞byの後ろなので、名詞が入らないといけないことは確かである。でもそのほかの単語はかなり難しい。(  ) from impure waterがヒントである。pureとはピュアなのでimpure waterは汚い水と判断できるだろう。汚い水から(  )によりshreddedされるのだ。shreddedとはshredという動詞が原型である。shredは日本語にするとシュレッドである。シュレッダーと言う言葉を聞いたことがあれば、わかる。なければ多分意味を考えるのはほぼ不可能だ。シュレッダーは紙を切り刻むものである。そしてshredは切り刻む、ズタズタにすると言う意味だ。つまり、汚い水から(  )によってgutsをズタズタにされるのだ。汚い水に含まれているもの、それはバクテリアである。ちなみにgutsは内臓である。

 

以上で解説は終わりである。浜松医科大学の問題は長文読解のかなり高い能力と、単語力、特に医学用語に関する単語力が求められる。受験生はしっかりと過去問対策をすべきである。では今日はここまで!

 

 

 

答え合わせ

①bereft

②faced

③writhing

④bacteria