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manabuba

【大学入試の過去問解説】を載せています。英語を学習している方は活用ください。

0053.大阪大学(難易度★★★★★)

難易度★★★★★

 

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今日は難易度が高いので、私1人で解説をします。これは2009年度の大阪大学の問題です。阪大では大問1でこのような和訳問題が出題されます。下線部だけを訳せばいいのですが、文章の続きなので前後の文脈を理解することはもちろん重要です。まず下線部ではない冒頭から行きましょう。

Slang is more pervasive than ever,

スラングが以前よりもpervasiveになっているそうですね。pervasiveは難しいのでとりあえず保留しておきます。

 

and the teachers nationwide are wearing of the unyielding fight against improper speech

ここでnationwideが後ろからかteachersにかかっているのは、場所を表す副詞が形容詞的な働きをするときに、本来は副詞なので後ろからかかるという名残が残っているからです。うーん難しいですね。要は国中の先生ってことですね。そんな先生たちが不適切な話し言葉に対して戦っている。ということです。ここで先ほどのpervasiveの意味がなんとなくわかるでしょう。improper speechとはもちろんスラングのことですので、スラングが増えているからそれと戦うわけです。ということでpervasiveは増える(厳密には普及する)という意味であると推測できます。

 

and a breed of student that simply refuses to learn the correct way to use language.

ここでは等位接続詞andがあるので何が省略されているのかを考えるべきですね。and以下に主語も動詞もないので前の文章から補いましょう。(the teachers nationwide are wearing of the unyielding fight against)a breed of student that simply refuses to learn the correct way to use language.となるわけなので、先生たちは2つのことと戦っているわけですね。1つ目がさっきのスラング、もう1つが生徒です。どんな生徒かというと、正しい言葉の使い方を単に嫌がる生徒ですね。そして次からが下線部の箇所になります。

 

Furthermore, when asked what they perceive to be the cause of this situation, 

when askedは分詞構文ですね。受け身になっており誰が質問されるのかという主語がないです。分詞構文で主語がないことは大変ラッキーでそれは主節の主語と一致しているからです。つまりこの場合主節の主語most of themとなるわけです。most of themは誰なのかというと、もちろん先生たちのことです。なぜかというと、非常に簡単で、意味的にもそうですが、何よりこの文章で出てくる人の中で複数形で書かれているのはteachersだけだからです。

先生たちがwhat節以下のことを質問される時と考えてください。what節の中はtheyが先生です。what節の中で欠けている部分は目的語ですね。この文型はSVOCなので先生たち(S)思う(V)what(O)=原因(C)

つまり「何がこの状況の原因であると思うかと(ほとんどの先生が)尋ねられるとき」と訳せばいいです。

 

most of them point straight at new inventions, such as e-mail, cell phones, and instant messaging, 

先述の通りtheyは先生のことです。point straight atと書いてありますので、atは点を表して1点を指す、つまりこれだ!とすぐに(straight)と指摘するということです。彼らは新しい発明品のことを指していますね。具体例としてはメール、携帯電話、インスタントメッセージなどが挙がっています。「ほとんどの先生はメールや携帯電話やインスタントメッセージのような新しい発明品をすぐに指摘します」

 

wholeheartedly believing them to be the source of any perceived decline in youth literacy.

この文章も分詞構文の中にあります。そしてやはりbelievingの主語がありません。もうお分りですね?Most of teachersがbelieveするんですよ。だから、そのあとのthemは先生ではないです。先生が先生を信じるという意味のわからない文になりますからね。themはそれ以外の複数形の名詞inventionsのことです。でここでも、先生たち(S)思う(V)発明品(O)=原因(C)と言っているのです。ただややこしいのはここは接続詞がないので分詞構文の意味を文章から汲み取らないといけません。基本的に分詞構文は「時理由条件譲歩そして付帯状況」と覚えれば良いと思います。「時when, 理由since, 条件if, 譲歩although, そしてand, 付帯状況while」の6つです。今回はandが適切だと思います。

「そして心の底から(先生たちは)若者における顕著な読み書き能力の低下の原因だと信じきっている。」

最後に各和訳を少しずつ微調整して回答を作ります。

 

 

 

答え合わせ

 

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 (和訳)さらに、何がこの状況の原因であると思うかと尋ねられると、ほとんどの先生はメールや携帯電話、インスタントメッセージのような新しい発明品をすぐに挙げ、それらの発明品が若者における顕著な読み書き能力の低下の原因だと、心の底から信じきっている。